2014年11月1日土曜日

ゼルダの伝説 夢幻の砂時計は面白い?攻略&感想 レビュー まとめ【DS】

『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』は、ニンテンドーDS専用ソフト。2007年、任天堂から発売されたアクションアドベンチャーゲーム。


言わずと知れた、ゼルダの伝説シリーズ。内容的には、ゲームキューブ版『ゼルダの伝説 風のタクト』の続編にあたるそう。

ゼルダの伝説 夢幻の砂時計 あらすじ物語ストーリー 内容

『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』のあらすじ内容を簡単に解説。

主人公はリンク。ゼルダ姫一行と共に大海原で航行してると、そこへナゾの幽霊船が現れて、ゼルダ姫が誘拐されてしまう。リンクは助けようとするものの、海で遭難してしまう。

とある島に運良く漂着したリンクは船長ラインバックを相方にして、謎の幽霊船とゼルダ姫を探す物語が始まる。

『夢幻の夢時計』の最大の特徴は、タッチペン1本だけで操作すること。ダンジョンや街中での移動操作も攻撃操作もタッチペンオンリー。船での海の移動も、タッチペンをなぞった部分を移動する。だからボタンは一切使用しない。

夢幻の砂時計の面白いおすすめポイント

メモ機能が付いてる

困った時は、画面にメモれる。落とし穴の位置など、要所ごとに重要ポイントの目印を残せる。というか、それを前提に作られてる。

アイデアは良い

イベントの進め方も独特で、アイデアが練られてる。例えば、DSを閉じるとマークが移動。そこでストーリーが進展したり、なんてこともある。

ただ一般的な方法ではないので、また親切ではないので攻略サイトを見ないと気付かないことも多い。

夢幻の砂時計の面白くない・つまらない点

タッチペン1本での操作性がダメすぎ

『夢幻の砂時計』の最大のウリであろう「タッチペン1本だけでの操作」が、とにかく「直感的に」できない

移動と攻撃を同時に兼ねてるので、敵をタッチして攻撃しようと思ったら、勝手に移動したり、自分の想像通りに動かない。またルピーをタッチしても取りに行ってくれないのも違和感。

俊敏に動かない主人公リンク

背後に回って攻撃しないと、ダメージが食らわない敵やボスが多い。

じゃあリンクが俊敏に背後に回ってくれるかというと、ジョギングのようにノロノロ動く。また敵に引っかかって、その場で足踏みして動かないこともザラ。そこは融通を効かせて自動的に敵の裏にシャシャっと回れよ。

逆に、勢い良くリンクを移動させようとすると画面からタッチペンが飛び出すことも多く、何度ピンチの場面でリンクがスンと止まったか。ボス戦ではイライラして、思わず何度か放送禁止用語を連発。

動く敵を攻撃するのが難しい

また『夢幻の砂時計』ではゼルダの伝説シリーズではお馴染みの、ブーメランや爆弾など色んなサブアイテムが用意されてる。

ただ主人公リンクを移動させつつ、敵の移動に目配せしつつ、同時にブーメランの軌道を描いて攻撃。これをタッチペン1本で同時に操作するのがしんどい。

こっちが操作してる間、敵が止まってくれない。それが更に気持ちを焦らせる。DSのタッチパネルにはメニューバーも表示されてるので、そういう関係ないアイコンにタッチしまくってオッサンでも余裕でパニクる。

自分の手と画面が被る

あと地味に辛いのが、主人公のリンクを左端近くに移動させようとすると、どうしても自分の右手がタッチパネルと被る。もちろん利き手が左手の方は、右端近くに移動させると自分の手が被って見えなくなる。

ボス戦では特に縦横無尽にアチコチ逃げ回るので、まさに致命的な欠陥

ボスにライフゲージがない

夢幻の砂時計では、ボスが地味に強い。ただボスがあとどれだけで倒せるのかが分かる、ライフゲージがない。

だからあと何回攻撃すれば倒れるかが分からず、心理的に萎える。「まだ倒れへんの?」ってボスキャラがいたり、「え?もう死んだん?」ってボスキャラもいたり、ボスを倒しても達成感に乏しい

船の強化(カスタマイズ)が楽しくない

『夢幻の砂時計』では大陸が存在しないので、島と島の間を「船」で移動する。その船には各種色んなパーツが用意されてる。

ただそのパーツを変えても、船の性能に変化がない。おそらく最強の黄金系パーツでカスタマイズして、やっと船のライフがちょこっと上昇する程度。もっと劇的な変化が欲しかった。一体船のカスタマイズに何の意味があったのか知りたい。

ゼルダの伝説 夢幻の砂時計プレイ時間 クリア時間

ゼルダの伝説 夢幻の砂時計は、17時間38分でクリア。ただ時間表示機能がついてないので、ニンテンドー3DSの本体機能で確認。だから微妙な誤差は多分ある。

そこまでクリアするのに時間はかからない。ちなみに「海王の神殿」という場所を繰り返し攻略する必要があるんですが、その神殿の最短クリア時間は11分08秒。

船の移動に時間がかかるのが痛い。黄金のカエルが瞬間移動させてくれるものの、それを可能にする手段が手間で役立たず。しかも後半になってから…というのではあまりに遅すぎる。

移動の間も敵が登場して、序盤の内は楽しいものの、段々とウザくなってくる。特にラインバックの嫁である女海賊(コスプレ)が頻繁に襲ってくる。悪かった点で言及しましたけど、敵のウラに回ることが難しいので、意味なく時間を浪費。

プレイヤーの手間を省略させるという意識が徹底的に足りない。

夢幻の砂時計の難易度と攻略のコツ

序盤ほど実は行き詰まる。壁に暗号を書く仕組みが、個人的には難しかった。とりあえず困ったら、攻略本で答え確認するのがベター。何故その答えになるのか分からんこともあった。

またボス戦もどうやって倒せばいいのか、正直分からないことが多い。リンクと一緒に妖精が同行してくれてるんですが、全く何もヒントをくれない。「何のためにコイツがいるんや?」と思ったこと、数知れず。

ただ最終盤になると、何故か途端にアドバイスしてくれる妖精タン。でも一言、「おっせーよ!」。最終盤になればボスの倒し方も直感的に理解できてるので、というか段々と倒し方に慣れるのでアドバイスは必要ない。

『夢幻の砂時計』の攻略のコツは、とにかく非直感的なタッチペン操作に慣れるだけ。

タッチペン一つで、2つも3つも操作を求められる。あまりグイグイ進まず、パニクったらスタートボタンなどでストップ。次にどういう行動を取るかジックリ考えて、またプレイを始めると良い。

ゼルダの伝説 夢幻の砂時計総合評価 評判 口コミ


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『ゼルダの伝説 夢幻の砂時計』は基本的に不親切なゲーム。せめてメニューバーで爆弾やブーメランを選択してる時間ぐらい止まっとけ。それだけで操作感は随分マシになったはず。

リンクが使う剣はパワーアップするも、ラストまで全然気付かなかった。途中から、堂々と剣のパワーアップに使う魂を集めてるにも関わらず、何故「隠し要素」みたいにしてるのか意味不明。妖精なりがちゃんと教えてくれ。

間違いなく言えることは、十字キーで移動するシステムよりダメ。ボタンを併用した方が、遥かに直感的な操作が可能。ユーザビリティを謳うんであれば、もっとリンクが「自動」or「半自動」で動く部分を増やすべきだった。

ラスボスは、やや意外だった相手。そこでようやくドラマが生まれた気がした。でも、直前のボスで終わってた方がスッキリ終われた。これでは「撃破したった感」が弱くなる。だからプレイ後感もやや残念なもの。

ちなみに、このラスボスは『大地の汽笛』で再び登場しよります。

タッチペン操作にハマった人は、多分高評価を付けるゲーム。タッチペン操作にハマらなかった人は、低評価を付けるゲーム。自分は漏れ無く後者ってことで、点数は70点台前半。ゲームに不慣れな人は、攻略本は買っておいた方が無難。

◯ゲーム性…★3◯やりこみ度…★3
◯コスパ…★3◯初心者向け…★3.5
◯点数…72点!

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