パズドラZの内容解説まとめ
ポケモンと仕組みが似ていて、モンスターを収集して進化バトルしていく。ただ攻撃方法が画面いっぱいに配置されてたカラフルなドロップ(ブロック)をクルクル回して消していく。このコンボ数に応じて、敵に与えるダメージも増加。
2012年から配信が開始され、わずか2年程度(2014年7月現在)で既に2900万ダウンロード済み。そんな大人気スマホゲームが3DSに移植され、2013年に発売されたのが、この『パズドラZ』。
スマホゲームと同様、パズルゲームの楽しい操作感や設定・仕組みをそのままに体現。
パズドラZの面白い点
操作感の気持ち良さ
とにかくパズル操作の気持ち良さ。本当にドロップをクルクル回すのが楽しい。クルクル回してる時の、音も絶妙に小気味良い。『ぷよぷよ』のように落ちてくるドロップ(ブロック)を待たなくていいので、テンポ感もかなり良い。本当に時間が経つのを忘れて、心持ち充電の減りが早く感じた。
またコンボが続くと大きなダメージをモンスターに与えられるので、爽快感も生まれてハマる。ちなみに自分の最大コンボ数は18。運さえ良かったら、かなり30・40とコンボが続くことも?
格子状にタッチペンを動かしすぎた結果、3DSのタッチパネルには格子状の跡が浮かび上がる。その跡があまりにキレイすぎて、一瞬3DSのタッチパネルの基板が飛び出てきたのかと思ったほど(笑)
また敵の攻撃でドロップを動かすタッチパネル画面が氷漬けにされたり、全部真っ黒になったり、ハードルの作り方もバリエーションが豊富。そういうゲーム性の高さも評価したい。
雰囲気はポケモンチック?
とにかくモンスターキャラクターのデザインがGood。ポケモンに負けないほどの素材感であり、ポップ感。大人も満足できる。ただいきなりオープニングからアニメ全開。良く言えば、子供向けの世界観を作れてる。主人公の相棒のドラゴン・シロップもツッコミ満載でノリが良いが、大人はやや引くか。
また育成or進化させられるモンスターの種類が、300種類ぐらいあってかなり豊富。モンスターの育成しがいもそれなりにある。
パズドラZの面白くない点
作業ゲー臭を漂わせる一本調子な展開
カラフルな球を回して消して、モンスターを倒していくという展開。逆に言うと、それだけのゲーム。ダンジョンを一個踏破すると、新しいダンジョンが次に生まれる。ひたすら、この繰り返し。これぞTHEワンパターンの一本道。ボスに辿り着くまでに雑魚戦が多いので、結構早い段階で飽きちゃう可能性も高い。3DSは中古で購入したんですが、前の持ち主のデータを見ると実際最初の大陸の段階で放置してた模様。
ストーリー性を排除すべき?
ストーリー仕立てで話は進行するものの、基本的に内容は幼稚。キャラクターの会話がムダに多くて、Aボタンの連打が疲れてしまうのが難点。パズドラというパズルゲーム性を楽しませたいのか、ちゃんとRPGゲームとして楽しませたいのか、どっちつかず。
それが悪い意味で「プレイの義務感」にも繋がってしまってる。
全体的に展開は漫然としており、もっとメリハリが欲しい。ストーリー性を一切排除した、一人だけでただ遊ぶだけのモードや、テトリスやぷよぷよのようにリアルの友達と対戦できるモードがあっても良かった。
大量コンボが続かないモヤモヤ
パズドラの醍醐味である大量コンボなんですが、前述通り、そのコンボ数は運要素が強い。だから強いモンスターでは中々コンボしないのに、瀕死のモンスター相手に大量コンボが繋がる、ってことも。もちろん毎回コンボが行えるわけでもないので、コツコツ敵に攻撃を与える作業が辛い。カラフルなドロップは5種類ぐらいあって、特に全色が登場するパターンがなかなかコンボしない。3色程度だとコンボが決まって楽しいんですが。
カラフルな球を選択できる時間が長くないので、ここを設定でイジれると幼児でも遊べるゲームになったはず。
街中での移動が手間
パズドラZは基本的にクルクル球を回してるだけのゲーム。ダンジョンの場合、モンスターが登場。コンボを連続させて敵を倒せば、自動的に次の新しい敵が登場。これを繰り返してダンジョンを進んでいく。ただ街中では普通にカーソルなどで移動しなきゃいけない。これが地味に面倒くさい。もっと言えば、敢えて必要だったのか?しかもダンジョンをクリアする度に、自動的に街に戻ってくる。そこで研究所のリーダーから一言貰うものの、どうでもいい話ばっかり。
ちょっとユーザービリティーには劣る。
パズドラZの難易度と難しさ
先程は「パズドラZは子供向けの世界観」と書いたばかりですが、実は難易度は高め。モンスターを進化させるチップなどが落ちづらい
その理由はモンスターを進化させるチップを、敵がなかなか落とさない。レベルこそ上がっていくが、モンスターは弱い種類のまま。またモンスターを強化させるためのエッグも落とさない。モンスター強化に使うエナキューブと呼ばれるエネルギーも、ほとんど使わず余ったまま。
例えば、ピカチュウがライチュウにしか進化しないように、パズドラZでもAというモンスターはBというモンスターにしか進化できない。だから予めモンスターの進化予想図は知って、計画的にモンスターを育てたいところ。でもチップがほとんど落ちないので、実はそこまで気にする必要がない。
ただ、街の中央に位置する研究所の右隣に「神社」がある。そこで御札(ダンジョンでゲット可能)を渡すと、チップが落ちやすいダンジョンに行ける。これに自分が気付いたのがラスボスに負けた直後。さすがに利用する気は起きなかった。
だから「神社」をしっかり活用するのがおすすめ。
ボスや敵キャラがなかなか理不尽に強い
しかも、『パズドラZ』に登場する敵やボスが結構強い。序盤や中盤ぐらいで簡単に行き詰まることも多い。ダンジョンはただの一本道だから、当然一つ行き詰まるとその後が完全に詰む。中古で3DSを購入したんですが、前のユーザーはホウライエリアで挫折してた。
でも大量コンボさえ決まったら、そこそこ強いボスでも一撃で倒せることも多い。
だから『パズドラZ』はゲームバランスが悪い。初心者向けか?と尋ねられると、首を縦に振るのは難しい。せめて難易度を選択できたり、超レアなモンスターに進化させやすいモードがあると良かった。
パズドラZのクリア時間と攻略のコツ
実際、ラスボスのエニグマはとにかく強い。その直前のステージ・エピメニデスの迷宮のステージ4「日和見の間」のボスでも非常に苦戦しました。やっとソイツに勝てたと思って、直後に挑んだラスボスの強敵っぷりにさすがに萎えた。つまり自分は『パズドラZ』をクリアできてません。
ちなみにラスボスのエニグマに到達するまでにかかったプレイ時間は26時間6分。
使用モンスターも書いておくと、紫がドン・ベロンガLv88、青がウル・キマイラLv67、黄がカーバナックルLv85、赤がドラゴンバサラLv68、緑がアースナイトLv63。
もちろんレベルを上げたり、強力なモンスターに進化させれば勝てるんでしょうが、いかんせん作業ゲー臭もハンパないので諦めた。
とにかくコンボ重視!
パズドラZの攻略法は、とにかくコンボを繋げること。大量コンボさえ狙えれば、どんな敵にも勝てるはず。ただコンボを狙うのが難しい場面もあるので、グチャグチャ回してると結構良いカタチになることが多い。だからレベル上げもコンボが繋がりやすい、球体の種類の数が少ないダンジョンで経験値を稼ぐと良い。後半だとアヴァロンの竜の墓場あたり。
収集・育成するモンスターは、あまり偏らない方がベター。色の属性によってダメージが効きやすい・効きにくいという相性があるので、あまり特定のモンスターに依存しない方が良い。属性ごとに2種類ぐらいのモンスターを育成しておくと良い。
パズドラZ 総合評価・口コミ評判感想まとめ
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『パズドラZ』の本家のスマホアプリと同様に「パズル性」はなんだかんだハマる。まさにパズドラZは、テトリスなどに負けない王道ゲーム。そこにRPG性を組み合わせたアイデアが秀逸。まだまだ進化できる余地はあるはず。
ただRPG性は極めて単調だから、そこにもう少し飽きさせない工夫は必要。
もっとモンスターの育成を手軽に行えるようにすべきだった。またRPG性を排除したバトルモードなど、無目的にパズル部分だけ遊べるモードがあると良かった。
攻略本は特に必要ない。
◯ゲーム性…★4◯やりこみ度…★5
◯コスパ…★4◯初心者向け…★3.5
◯点数…88点!
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