そして、このコンプリートコレクションは携帯アプリで配信されてた『ファイナルファンタジーIV THE AFTER 月の帰還』と、完全オリジナルの『Interude』版を更に収録済み。
ちなみに詳細な攻略情報は記事後半に列挙しています。
FF4のあらすじ 物語・ストーリー 内容
主人公はセシル。軍事大国・バロンが持つ飛空艇団「赤い翼」の隊長を務めていた。そしてミシディアという魔道士たちが住む村から「水のクリスタルの強奪」という使命を果たす。ただ一方的な強奪に対して疑問を抱くセシルは、バロン王に直談判するものの相手にされず、ついには隊長の任が解かれてしまった。
半ば左遷気味にミストの村へ「幻獣退治」の派遣を命じられたセシルは、竜騎士団隊長の親友カインとバロンを出るところからストーリーは始まります。果たしてバロン王国は何故クリスタルを集めているのか?
スーファミ版とPSP版のグラフィック以外の違いとは?
スーファミ版と同様、PSP版でもアクティブタイムバトルシステムを採用。ただ選択肢は記憶できるようになっており、一度でも戦えばその後は全てオートでバトルすることも可能。またバトルスピードが調整できて、ほぼ間を置くことなく攻撃が繰り返される。またオートバトルではコマンド選択も記憶してくれるので、雑魚戦相手では非常に楽。クリア時間が相当短縮可能。
スーパーファミコン版のほぼ移植ですが、グラフィックは相当キレイに作り直されてる。だから2014年現在プレイしてても、何の違和感もなく楽しめる。や はり2Dグラフィックのゲームは見やすいし、操作しやすい。
最近はパズドラやスマホアプリゲームが流行ってますが、やはり2Dはゲームの原点。
FF4の面白くない・つまらない点
中途半端なCG追加
スーパーファミコン版の『FF4』ではCGが追加されてるも、何故かその後の『Interude』や『ジ・アフター』では一切CGがない。むしろジ・アフターでこそ、何かCGを追加しておくべき。敵とのエンカウント率が異常に多い
とにかくこの『FF4 コンプリートコレクション』では、敵とのエンカウント率が異常なほど高すぎる。戦闘が終わって一歩歩いた瞬間、再びモンスターと遭遇することがザラだった。常に逃げるボタン(LRボタン)を押しながらプレイしてた。…かと思いきや、1分ぐらいウロウロ歩いててても、全く敵と遭遇しないこともある。スーファミ版のFF4ではこんなことなかった気がするが、PSP版FF4ではエンカウント率の設定が異常。
そもそもRPGゲームではエンカウントを調整できるアイテムを、いい加減標準装備してほしい。
ジ・アフターのストーリー展開が稚拙
本編の続編にあたる『ジ・アフターイヤーズ』では、ラスボスやゲストキャラクターの名前に「謎の◯◯」がやたら多い。中高校生が初めてストーリー作品を作ったら、きっと多用しそうなワード一位。とにかく抽象的で、煽り方も稚拙。全体的に盛り上がりに欠けるそしてラスボスの名前も、まさかの「クリエイター」。中二病的な名前も正直考えものですが、だからってもっとカッコいい名前は思い付かんかったんかい、と言いたくなる。
ジ・アフターはひたすら塔を登るだけ
ジ・アフターのストーリー展開は稚拙なんですが、最後はひたすら巨大な塔を上に上に登っていくだけ。マップも使い回し。ストーリーもへったくれもなく、ただただ味気ない。強力な武器もほとんど出てこなくて、ずっと弱い武器で代わり映えせず、バトル面でも微妙。セシルの息子・セオドアなど新キャラクターもたくさん登場するものの、空気のまま消えていった。新たなストーリーを瑞々しく構築してくれることはない。
ジ・アフターのデータの仕組み
ジ・アフターでは、リディアやヤンなど懐かしキャラクターに一人一人にストーリーが用意されてる。これが携帯アプリで配信されてたやつ。これらのクリアデータを引き継ぐことで、ジ・アフター本編の物語で少し有利に働く仕組み。ただそのキャラクターごとにセーブを別々に用意しておく必要がある。だからセーブを上書きすると、本編に引き継げない。最初ずっと上書きしてて、ムダな数時間を過ごしたのがイヤな思い出。ちゃんと注意しとけよと。
ファイナルファンタジー4のプレイ時間・クリア時間
スーファミ版のFF4本家のクリア時間は18時間42分。裏ボスも何匹か倒した時間を含めてるので、実質的には15時間程度まで減るはず。とにかくバトルスピード激速とオートバトルが利いた。スーファミ版ではキャラクターの高速移動もできなかったので、余裕で40時間50時間はかかってた記憶。ちなみにラスボス攻略の目安レベルは62前後。
FF4本家とジ・アフター編の中間的な位置付けの『インタリュード』は2時間2分。『コンプリートコレクション』だけのオリジナル。ただひたすら会話をポチポチしてただけで、あんまり意味を感じなかった。正直プレイしなくても問題なし。
そして、ジ・アフターですが、合計9人分のキャラクターのストーリーが用意されてる。おおよそ1時間から2時間程度でクリアできるものばかり。ただしリディア編だけは3時間程度かかった。攻略レベルの目安は平均30前後。20程度のレベルでクリアできたストーリーも多い。
ジ・アフター本編のクリア時間は13時間22分。ただひたすら塔を登ってるだけってことを考えると、むしろプレイ時間はかかりすぎか。ちなみジ・アフター編のラスボスを倒した時の目安レベル62前後です。ただしヤンだけ49。
ジ・アフターの塔の移動時間は短縮可能?
『ジ・アフターイヤーズ』の塔の階数は、合計30階前後。一応、次元エレベーターというのが用意されてて、一から登り直さなくていいようにはなってる。ただ20階から15階に次元エレベーターで移動したい場合、まず1階に戻らなきゃいけない。途中の階層から途中の階層へ移動できないのが、ものすごく手間。普通にチョクで階数を選べるようにしとけよと。
塔ではオメガなど往年のボスキャラも用意されてるんですが、ヤル気なくなった。
ファイナルファンタジー4の難易度の考察
『ファイナルファンタジー4 コンプリートコレクション』の難易度は、基本的に低い。特に行き詰まるようなことはないはず。円滑に進めたいなら、オートバトルを有効に使いこなすべし。そのためスーファミ版『ファイナルファンタジー4』よりも基本的には面白いと思います。「ジ・アフター」のやっつけ的なストーリー展開さえ目をつぶれば。
ファイナルファンタジー4の総合評価・評判・口コミ
【楽天で購入する】『ファイナルファンタジー4 コンプリートコレクション』は、大昔にスーファミ版をプレイした人向けのRPGゲーム。その当時の記憶が一気に蘇る。グラフィックが相当キレイに仕上がってるので思わず重宝したくなる。
ただ後半の『THE AFTER 月の帰還』は正直イラネ。ストーリーの完成度が低すぎて、ものすごく付け焼き刃感がハンパない。無意味に多い新キャラクターたちが、そのチープ感を更に助長させる。往年のFF4ファンから見てもお寒いし、初めてプレイした人が満足できるクオリティーでもない。
ただ価格が2000円台で3種類のゲームがパッケージされてること自体は、実にコストパフォーマンスが高いと評価せざるを得ません。個人的には懐かしさも考慮して、80点台半ばに採点してみた。
とりあえずスーファミのFF4で遊んだ人には、もう一度プレイしてもらいたい。攻略本は特に不要。
◯ゲーム性…★3.5◯やりこみ度…★4
◯コスパ…★4.5◯初心者向け…★5
◯点数…86点!
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