The 3rd Birthday あらすじ物語ストーリー 内容
舞台はニューヨーク・マンハッタン。突然現れた謎の生物・ツイステッドが襲ってくる。そこで主人公のCTI捜査官であるアヤ・ブレアが特殊能力オーバーダイブを使って対抗。ツイステッドを射撃で撃破していく。言っちゃえば、バイオハザード風のゲーム。
ハンドガンやショットガン、連射が可能なアサルトライフル系、遠隔の敵も狙撃できるスナイパーライフル、爆発力のあるグレネードランチャーなど、用意されている銃の種類は豊富。
これらの中から4種類の銃を設定して、主人公アヤ・ブレアがミッションを進行する…というストーリー内容。
The 3rd Birthdayの面白かった点
映像がキレイ
ザ・サード・バースデイは2010年にPSP専用ソフトとして発売されたんですが、今遊んでも全然遜色を感じないキレイさ。さすがにプレイ中のグラフィックのクオリティーは知れてるものの、CGムービーの部分はかなり作りこまれてるのは伺える。オーバーダイブで憑依
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ただ常に複数の兵士が存在してるわけではないのが、玉にキズ。
ヘリ戦などバリエーションが豊富
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コスチューム要素
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また攻撃を受けてダメージを食らうとハミケツしたり、コスチュームがほんのりセクシー。
やりこみ要素がそれなりに多い
ザ・サード・バースデイは、やりこみ要素が多い。例えば、上記のFFシリーズの某キャラクターのコスプレを着用できたり、めっちゃ強力な武器を使用できたり。また一周クリアするのには10時間もかからないので、何度も遊びやすい。チートモードなどが用意されていて、よりよい条件でクリアすると、色んな特典が追加していく仕組み。
むしろクリアしてからが本番?
ただだからやりこみ前提で作られてるのは、少し考えもの。例えば、ガンのレベルアップの進み具合がなかなか渋い。何周も遊んでようやくレベルMAXになる感じ。ハードモードで色んな条件をクリアするのも、ほぼ無理ゲー。
The 3rd Birthdayの面白くなかった点
イージーモードが全然イージーじゃない
『ザ・サード・バースデイ』はとにかく難易度が高い。イージーモードを選択しても、その難しさは全然イージーレベルじゃない。例えば、リーパーと呼ばれる瞬間移動しまくりのツイステッドが、とにかくウザい。防御力もほぼ無敵、攻撃力も半端無くて、しかも移動速度も俊敏。
じゃあ、このリーパーがイージーモードとノーマルモードでどう異なるのかと言えば、単に攻撃力のパラメーターが異なるだけ。一回攻撃されてアヤ・ブレアが死ぬか、二回攻撃されてアヤ・ブレアが死ぬか、それだけの違い。
意味ねーッ!!!難易度の調整テキトーすぎやろ。AIの知能を低くするとか動きを遅くするとか、もっとありますやん。だからザ・サード・バースデイはイージーモードでもクリアするのは大変。
不愉快な操作感
ザ・サード・バースデイはただでさえ難しいのに、キャラクターの操作性が高いとは言えない。だから正直プレイしてて不快感が積もることが多い。例えば、カメラアングル。アヤ・ブレアが真っ直ぐに移動しようとするだけでも、真っ直ぐ気持良く動いてくれない。アクションゲームとしては致命的。
また屋内ビルなど狭い場所でドンパチやってることも多い。だから、そのアングルの出来の悪さも相まって、全体の空間を把握しづらい。気付いたら背後に敵のツイステッドがいてて、いつの間にかメッチャ攻撃されてたなんてことも。
他にも敵のツイステッドの攻撃を、壁に隠れる(しゃがむ)ことで回避することが可能。そして壁を盾にして、ツイステッドを銃撃することが可能。
ただ隠れる→動く→隠れるetc…という作業が軽快に行えない。隠れて欲しい時に隠れなくて、隠れなくていい時に勝手に隠れようとする。また一度壁に隠れると、その前後にしか対応できないので、横から寄ってくるツイステッドには案外対応できない。
他にも自動的に照準が合わない武器だと、照準を合わせてる間に攻撃されたり、ガンの照準も自動的に一番弱い敵に合わせてくれたらいいのに、そこら辺がテキトー。
ザ・サード・バースデイでは色んなアクションを求めてくる割に、それにしっかり対応させる操作性を確保できていない。主人公のアヤ・ブレアは時間や時空を飛び越えられるんだから、途中途中で時間を止めて、全体を俯瞰できるなどの措置があっても良かった。
相変わらずハードの性能が上がっても、PS時代未満から中身やアイデア部分での進化がない。
ストーリーの時間軸が不明
ザ・サード・バースデイのストーリーは、とにかく主人公のアヤ・ブレアの「時間を飛び越える能力」をベースに進んでいく。アヤ・ブレアがツイステッドたちに破壊された過去を修正して、未来を変える的な展開。ただいきなり序盤から、現在の時間軸が分からないまま、過去にいきなり飛びこむ。そして現在に戻って歴史を修正する、という作業を繰り返す。でも、いつの間にかアヤ・ブレアは過去に飛ぶことができなくなっていて、現在の時間軸でストーリーが推移していく。
だから、「え?今はいつの何の話してるの?」とチンプンカンプン。しかも、時間設定が2010年から2014年までとかなり具体的。ちょうど今ぐらいの時期なので、それが尚更、混乱に拍車をかけた。
もしリアルタイムに近い時間軸に設定するんであれば、PSPの本体設定の時間に合わせた方が良かったかも知れない。
ただストーリーの後半も後半になってくると、何となく話の概要は見えてくる。オチのタイムゼロのクダリはツッコミどころはあったが、それなりに良かった。それでも観念的すぎるストーリーは評価が分かれる部分でしょう。
血がスゴい
対象年齢がDだけあって、ややグロい。最たる例が、血潮。テレビドラマで頻繁に見るサラサラ感がある血ではなく、いかにも滑り気のあるドロドロ系。だから画像や写真は割愛してますが、苦手な人は注意。The 3rd Birthday プレイ時間・クリア時間
一周目のクリア時間は、イージーモードで11時間4分45秒。主人公のアヤ・ブレアのレベルは21。ただその大半はムービーを観ている時間。二周目のクリア時間は15時間32分11秒だったので、もし全部映像をスキップしていたら一周にかかる時間は4時間半程度。
ただしイージーモードの話。ハードモード…さらにはデッドリーモード、ジェノサイドモードだったら更にプレイ時間は長くなるはず。
『ザ・サード・バースデイ』は良くも悪くも、ストーリー部分の映像が長いため、もう少しストーリーが短くアッサリしててもよかったか。7エピソード分しか用意されてないので、尚更ムービーに詰め込み過ぎた感はあった。
The 3rd Birthday 難易度と攻略のコツ
悪かった点でも言及しましたが、ザ・サード・バースデイはとにかく難しい。だから、まずはイージーモードで頑張って頑張ってクリアを目指す。これがそもそも困難を極めるんですが、色んな兵士にオーバーダイブしていけば、どんどん未所持の武器が購入可能になる。そうやって強力な武器が増えていけば、クリアのハードルはやや下がるはず。
とりあえず一度クリアさえできたら、二周目以降はかなり楽。最初から所持してる武器の種類が豊富で強いので、また敵の撃破方法も会得してるので、一周目の苦労が何だったのかと思える。
逆に言うと、一周目のプレイはそれだけ苦痛。
The 3rd Birthday 総合評価・評判・口コミ
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ザ・サード・バースデイは、とにかく「難しい」の一言に尽きる。もっと全体のバランスを考慮していたら、ザ・サード・バースデイの点数は80点台に採点してあげても良かった
操作感が悪いのは作り手に実力がないから仕方ないんでしょうが、せめてそれをカバーするために地図もリアルタイムで表示させとけよ。スタートボタンで地図が見れるものの、細かい配慮に乏しい。
また途中の中ボス戦は相当ムズかったのに、ラスボスはただボタンを連写してるだけで味気ない。どうせだったら最初からそういうモードを用意しとけよ。
あと何故エンディングになったら、急に日本のミュージシャンの曲が流れるのか?ゲームの途中でちょいちょい挟んでくれたら感慨深いものがあるんだけど、ただただ異物感・違和感しか感じない。
もっと言えば、安っぽさだけが際立つ。ユーザーはそこまで日本の歌手に興味ない。
◯ゲーム性…★3.5◯やりこみ度…★4.5
◯コスパ…★3.5◯初心者向け…★1
◯おすすめ度…75点!
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