2016年2月26日金曜日

ゴッドイーターは面白い?攻略と感想まとめ| 神機でアラガミを駆逐シロ!ハイスピードアクションゲーム


ゴッドイーターのあらすじと概要

『ゴッドイーター』は2010年2月にバンダイナムコから発売されたアクションゲーム。ノリ的には『モンスターハンター』に近い感じです。

西暦2071年。世界はアラガミと呼ばれる謎の生物に支配されていた。アラガミは食べた「物体」を取り込んで進化する特性を持っていた。捕食対象に制限はなく、犬を取り込めば犬のアラガミ、戦車を取り込めば戦車のアラガミが生まれることもあった。

人類は「神機」と呼ばれるアラガミの一部(オラクル細胞)を取り込んだ武器で応戦。この神機を扱う戦士を「ゴッドイーター」と人々は呼んだ。

舞台はゴッドイーターの拠点である、フェンリル極東支部にある「アナグラ」。20年前にアラガミ討伐部隊によって組織され、主人公は新型神機の適合者(ゴッドイーター)として配属。藤木コウタ、アリサ・アミエーラ、雨宮リンドウ、サクヤ、ソーマ、雨宮ツバキなど仲間たちと共に、アラガミ討伐に奮闘する…みたいなストーリー。

基本的にアクションがメインのゲームだと思いますが、ストーリーには旧日本海溝付近に楽園を作る「エイジス計画」、ペイラー榊、シックザール支部長など色んな伏線や前フリが多かったりします。まあ『ゴッドイーター』をざっくり言うと「ゴッドイーターたちがアラガミを倒しちゃうよ」的な感じのゲーム。


ゴッドイーターの面白い点

◆ストーリー性があるので1人プレイでも面白い

あらすじでも触れましたが、『ゴッドイーター』はストーリーが用意されてるので『モンスターハンター』のような単調なプレイを強いられることは少ない。

リンドウやソーマ、アリサなどサブキャラクターには様々な背景が用意されてて、ストーリーが進むごとにそれらの謎がタイミングよく明らかになるので意外に飽きさせない。


ゴッドイーターの面白くない点

◆難易度が高すぎる

ただ『ゴッドイーター』はとにかく難易度が高い。

敵であるアラガミの攻撃力がハンパない。何故なら、ヴァジュラやコンゴウやシユウといったアラガミたちは、基本的にボスクラス。オウガテイルなど雑魚アラガミもいるにはいますが、『ゴッドイーター』ではほとんどボスと戦わされていると考えていいです。

例えばアラガミに攻撃されなくても、動いてるアラガミに触れただけでHPが半分減ることもザラ。一撃でプレイヤーが倒れることもしばしばで、『ゴッドイーター』は何度も「倒される」ことが前提のゲームと言えます。

まだアラガミが一匹相手だったら武器や盾を強化することで、ある程度は対応可能。でも4章5章以降からアラガミが複数出没し出すんですが、これはもう手に負えない。このあたりの時期は徐々に強くなったかな…と実感を持ち出す頃なんですが、その自信を見事に打ち砕いてくれる。

また回復アイテムに制限数があったりして、『ゴッドイーター』は初心者にはハードルが高い。レベルという概念が存在しないので「コツコツと鍛えて展開の打開を図る」ことが難しいため、ユーザーのテクニック性が求められるので簡単に行き詰ってしまう人も多いはず。「面白い」とは感じることもなく、きっと投げ出すでしょう。


◆アラガミを倒しても達成感がない

アラガミはボス戦に近いってことで、バトルは毎回10~30分ぐらいかかることがしばしば。でもアラガミが倒される瞬間が分からない。めちゃめちゃ元気っぽいのにいきなり倒れる。だからアラガミをせっかく倒しても、案外達成感がない。ひたすら疲労感だけが残る。

せめてダメージ量が減って瀕死になればアラガミの動きを弱めるなど、「もうそろそろ倒せるぞ!」といった良い意味での予兆を与えて欲しい。こっちが追い詰めてる感がなく、ムダに呆気なさすぎる。


◆操作性が気持ち良くない

『ゴッドイーター』は「ハイスピードアクション」をウリにしてる割に、操作性がトロトロしててイライラさせられる。

例えば、回復アイテムの使用。「お前ヤクルトをちんたら飲んでんのか?」とツッコみたくなるぐらい、戦場でゆっくり飲み干す。リンクエイド(仲間を生き返らせる行為)も遅くて、アラガミに攻撃されて失敗することがしばしば。メニューの表示すら遅い。

『ゴッドイーター』には「剣」と「銃」の2タイプの武器が用意されてるんですが、こちらの切り替えるタイミングが遅い。序盤はまだ我慢できますが、後半になってくると耐えられない。

0.01秒単位の切り替えができないのでテンポが悪く、「俺のタイミングで動く、避ける、攻撃する」といった気持ち良い操作を楽しめないので面白くない。もちろん意図的に設定してるんだと思いますが、ボタンが押されてキャラクターが反応するタイミングとコッチの反応速度の速さがミスマッチ。

ヴァジュラといったアラガミが高速移動するくせに、コチラの動きがトロトロするというギャップ感にイライラ。盾でガード中は移動できないなど、「何がハイスピードアクションだよ」と鼻で笑ってしまうレベル。これでは勝てるバトルも勝てない。


◆基本的にイライラ

『ゴッドイーター』の面白くない点を一言であらわすと、「基本的にイライラさせられる」ってことに尽きます。

操作性の少し延長線上になりますが、プレイヤーの移動速度が遅い。アラガミは一気にグイグイ動き回るので、コイツに追いつくだけでも一苦労。横飛びステップ移動(軽めのジャンプ移動)で素早く移動できるものの、無駄にスタミナ消費が早すぎる。5回6回ジャンプしただけで息切れ。今どきの老人でももっと動けるぞ。巨大な剣や銃を扱ってるのだからスタミナという概念すらそもそも不要です。

仮にスタミナという概念を使うのであれば、せめて敵のアラガミにもスタミナの概念を設定すべき。アラガミだけ自由自在に動き回っておきながら…ってのは解せない。アラガミが複数出没した場合、アラガミがアラガミを通り抜けてコッチに突進してくることもザラだったりして、ちょっと作りこみが甘い。

アングルもイライラする。アラガミが縦横無尽に動くので視界にとらえるだけでも大変。アングルを操作してる最中に攻撃されることもしばしば。剣装備時にLボタン長押しでロックオンしてくれるものの、攻撃しても空振りすることが多い。ロックオンしてるんだから自動的に攻撃も当たれよ。

…などなど『ゴッドイーター』は「単純な面白さ」を追求してるというより、「難易度を高くしよう」という追求がされてるだけなので面白くはない。衣装の種類など無駄に豊富に用意されてるんですが、もっと他に労力を注ぎ込む部分があるだろうと。


ゴッドイーターの攻略のコツ

◆とにかく素材をゲットすべし

先程も触れましたが、『ゴッドイーター』にはレベルの概念がありません。そこで重要なのが武器や盾。これを強化していくことでしか先に進むことはできません。

武器や防具を強化 or 合成するには「素材」が必要。この素材を手に入れるには、死んだアラガミを捕食することでしかできません。素材はフィールドにも落ちてますが、良質な素材は凶悪なアラガミを捕食する以外に手に入れることはできません。一応色んな武器や防具は販売されてるものの、ストーリーが進んでも品ぞろえが豊富になることはありません。

つまり極端なことをいうと、アラガミと戦うのは「素材をゲットする」ために戦うようなもん。というか、それ以外にバトルの目的はありません。アラガミとのバトルは10~30分ぐらい時間がかかるので、一度でも捕食し忘れると無駄な時間を過ごしたことになります。

ちなみにアラガミを捕食するには剣装備時に△ボタン長押しでできます。でもこれも反応が遅かったりしてイライラさせられます。


◆鉄塔の森を探索すべし

良質な素材は強いアラガミを捕食することでしか手に入りませんが、フィールドに落ちてる素材も強化や合成には必要となる場面が意外に多い。

例えばニッケルやタングステン、アッシュ、湿布材といった素材。もっというと鉱石系の素材。これらは「鉄塔の森」というフィールドで手に入ることが多いらしい。ちなみにマナ石だと「贖罪の街」になります。

ただいかんせん素材の種類が多いので、どこに落ちてるか分からないのは難。良く言えば「やりこみ要素がある」と評価することもできますが、個人的には無意味に難易度を高めてるだけ。『ゴッドイーター』は別にRPGゲームではないのだから、もっと手軽に素材集めができていい。


◆属性を意識すべし

アラガミには弱点となる属性が設定されてることが多め。また武器にも属性が設定されてるので、そこを上手く利用することで想像以上に早く倒すことが可能。ダメージ量の多さはエフェクトの色(緑や橙など)で表現されるんですが、それで視覚的に確認できます。

銃のバレット(弾)はHレーザーかモルターと呼ばれるタイプが無難か。OP消費量が少なく、追跡型なのでアラガミに確実に被弾する。モルターはダメージ量が大きく、攻撃範囲が広範なのでコチラもアラガミに当てやすい。OP消費量は多いですが、複数のアラガミが密集してる場面で使えます。


◆ミッション終わりのセーブ確認

ちなみに『ゴッドイーター』ではミッション終わりに、何故か毎回セーブの確認を求められる。これが激しくウザいんですが、設定で無効化できます。最初から無効化しておいてほしかった。プレイヤーに対する配慮であればオートセーブにすべきでした。


ゴッドイーター総合評価と感想まとめ

とにかく『ゴッドイーター』は難しい。もはやマゾゲー。

「ゲームの上手さは平均より少し上」と自認してますが、そんな自分でも難易度5程度でクリアするのを挫折しました。『ゴッドイーター』を最後までクリアするのは骨が折れるってレベルじゃない。一般的なゲームユーザーや小中学生ぐらいだと、難易度1レベルですらクリアするのは大変だと思います。むしろ序盤は武器を作るための新たな素材が手に入りにくいので、早々と詰んでしまう可能性が高い。

だから『ゴッドイーター』は面白くないとまでは言い切りませんが、人はかなり選ぶゲームだと言えます。しつこく書きますが、『ゴッドイーター』は面白さの追求よりも「難しさの追求」に軸足が置かれてる。だからといって洋ゲーほど作りこまれてるわけでもなく、全体的にゲームバランスも悪い。せめて操作性などが素直であれば面白かったと思いますが、個人的にはイライラ度の方が増したかも。

『ゴッドイーター』の続編である『バースト』を購入しようと考えてましたが、さすがに断念しました。
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