2015年3月1日日曜日

【感想】ブレイブリーデフォルト完全版が面白い!【攻略&レビューまとめ】【口コミ・おすすめ評価評判】

ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェルの表紙
『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』は2013年12月に発売されたRPGゲーム。ニンテンドー3DS専用ソフト。2012年10月に発売された『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー』の追加要素たっぷりの完全版かつ廉価版(アルティメットヒッツ版)。

自分は「バズマン。」という有名な漫画ブログも運営してるんですが、実はゲームもそこそこ好きなのでレビューを書いてます。





ブレイブリーデフォルト完全版は何が違う?


詳細は後述しますが、ブレイブリーデフォルト フライングフェアリーから追加要素がたくさん。

今年4月に発売予定の続編『ブレイブリーセカンド』で使用される必殺技「ブレイブリーセカンド」が採用されてる。

例えば、バトル中にいつでも時間をストップできて、この期間中は攻撃でダメージ量を最大99999まで与えることが可能というもの。

ブレイブポイントはデフォルト(防御)を行うことで溜めることが可能で、このブレイブを使えば1ターンで最大4回攻撃することもできる。

だから完全版と非完全版との違いは「バトルシステム」と言えそう。逆に考えると、ストーリーなどは基本的に全く同じと考えて良さそう。

◆ちなみに詳細な攻略情報は記事後半に列挙しています。


ブレイブリーデフォルト完全版の あらすじストーリー 内容

『ブレイブリーデフォルト』のあらすじを簡単に解説。

舞台は「ルクセンダルク」という世界。

クリスタル政教が信仰され、4つの自然クリスタルが祀られていた。しかしある日、クリスタルが闇に覆われる。片田舎のノルエンデ村には巨大な穴が生まれ、そして世界は破滅へ向かおうとしていた。

主人公はノルエンデ村唯一の生き残りの少年・ティズ。

このティズが風のクリスタルを守る巫女アニエス・オブリージュ。記憶喪失の謎の青年リングアベル、クリスタル破壊を目論むエタルニア公国軍の裏切り者イデアたちと共に、クリスタルの再生復活の旅に出る。

果たして彼らは世界を救うことができるのか?みたいな内容。



ブレイブリーデフォルト完全版の面白い点・おすすめポイント

細部まで作り込みがすごい

フォントがキレイで文字が読みやすい。背景も美しくて、映像的な作りこみもすごい。

またブレイブリーデフォルト完全版で追加された、エンカウント率や難易度、バトルスピードの調整などが便利。大体多くはプレイ後は変更できないんですが、いつでも変更可能でストーリーを進行しやすい。

クリア後はレベルやお金を引き継げるので、周回プレイは比較的何度もしやすい。ユーザーに対して優しい配慮が多い。


オートセーブが便利

ブレイブリーデフォルトでは、いちいちセーブしなくていい。いわゆるオートセーブ。これは非常に便利。

ただ気を付けたいのがオートセーブに慣れすぎると、他のゲームを遊んだ時にセーブすることをつい忘れてしまうこと。この危険性を回避するために、セーブする習慣は忘れず続けておきたいところ。


声優さんが豪華

『ブレイブリーデフォルト』は起用してる声優さんが割と豪華。いわゆるキャラクターボイス。一度は聴いたことがあるような有名声優さんばかりで、みんなエエ声。声優ヲタも思わず歓喜

ユルアナは、マスオさんの増岡弘。エアリーは、ワカメちゃんの津村まこと。薬師カダは、永沢君の茶風林。剣聖カミイズミは、緑川光。魔法剣士イクマナジットは、野原ひろしの藤原啓治。聖騎士ブレイブは、子安武人。

面白いところだとヴィクトリアは、子役の谷花音ちゃん。

ただ有名声優さんは敵キャラクターに多いので、主人公たちの存在感が霞みがち。個人的に印象が残ってたのは、イデアの相沢舞。名前自体は知りませんでしたが、結構耳に残るようなダミ声。

BGMが秀逸


『ブレイブリーデフォルト』のBGM音楽が秀逸。まさにファンタジーの世界観に誘ってくれる、幻想的なメロディーに自然と聞き入って耳に残ってしまう。めちゃくちゃカッコいいくせに洗練されてる。

「Revo」という人が全てを作曲してるんですが、これは筆者はドル漫という漫画ブログも運営してるんですが、『進撃の巨人』のアニメ版の主題歌も歌ってる人。本当に天才。


エタルニア軍のサブイベントが豊富

これも完全版のみの追加要素になりますが、敵キャラクターのサブイベントが大量に追加。

最初はエタルニア公国軍のボスたちは独立して一人ずつ登場するんですが、7章8章以降は複数ずつまとまってタッグを組んで登場。それまで見えなかったキャラクター同士の背景や関係性も見えてくる。

ゲスい性格だったのが良いキャラに変貌してたりして、お互いセリフの掛け合いなど結構楽しめる。

これはバトル中でも誰が先に倒されたかでセリフも変わってくる力の入れよう。やたらうろたえてみたり、ブレイブの「ハウスだ!アルテミア」には笑った。どんなシチュエーションにも対応してて、まさに抜け目がない徹底ぶり。

7章だと「ヴィクトリア・アルテミア・キキョウ」「オミノスクロウ(バハムート)・ハインケル・ベアリング」「ジャッカル・プリン・マヌマット8世」「バルバロッサ・メフェリア・ユルアナ」「イクマナジット・エインフェリア・ホーリー」「ボリトリィ・カダ・ディローザ」「ブレイブ・アナゼル・カミイズミ」

8章だと空挺騎士団やブラッドローズ特務隊など、ストーリーで関与したグループごとまとまって登場。敢えて書く必要はないと思うので省略。最後はユルアナとレスター卿を倒して終わり。

そしてラストは本土決戦と称して、エタルニア公国軍 総司令部でバトルの連続。その組み合わせが「ボリトリィ・エインフェリア・ジャッカル」「カミイズミ・ホーリー・ハインケル・キキョウ」「アナゼルディー・バルバロッサ・ベアリング・プリン」「ユルアナ・オミノスクロウ・カダ・メフェリア」「ヴィクトリア・レスター卿・イクマナジット・ディローザ」「ブレイブ・ヴィクター・アルテミア・マヌマット8世」

業者にストラップを卸したとか、一体何の話やねんということもありますが、キキョウの無口な理由などキャラクターを掘り下げるという点ではかなり。また強力な武器を落とすこともあるので是非倒しておきたい。


ダンジョンが見やすくて攻略しやすい

RPGゲームのダンジョンにありがちな真上からの光景ではない。サッカー中継のように斜め上からの俯瞰映像。だから奥行き感があって、遠くの状況まで把握しやすい。案外RPGゲームの盲点だった部分。

マップ表示も便利。ダンジョン内だと宝箱の位置、ワールドマップ上では次の行き先も表示。初心者ゲーマーでも迷うことはない。


AR映像を採用している

初っ端から3DS機能を活かしたAR映像を採用。ヒロインのアニエスが目の前でムチムチの太ももをさらけ出す。真のエンディングをクリアした後に見れる、続編『ブレイブリーセカンド』の映像もAR映像。

ただし最初と最後だけ。ストーリー中にもあるかと思いきや、それはなし。一応おすすめポイントとして列挙してみましたが、基本的には過剰な期待は禁物。


ブラボービキニがセクシー

イデアだけが着用できるブラボービキニがセクシー。ちょっとした割れ目がポン。アニエスも専用衣装が用意されてるものの、男子キャラクターには特別衣装が用意されてないのは残念。



ブレイブリーデフォルトの面白くなかった・つまらない点

モンスターやボスが地味に強い

ブレイブリーデフォルト完全版ではエンカウント率など調整できるものの、イージーモードで進行してもそこそこ敵が強い。完クリしたときのレベルや攻略時間は後述しますが、ノーマルモード以上で進行する場合はレベルをかなり上げないとザコモンスター相手でも辛いはず。

ただし前述のようにエンカウント率や難易度はイジれるので、ストーリーを進行させる上での支障はない。またレベルそのものもレベル60・70ぐらいまでだったら比較的上がりやすい。おそらく理由は有料アイテムを購入させるためか。


ゲスいキャラクターが多い

とにかくゲスい敵キャラクターが多い。例えば召喚士のメフェリアや薬師カダなど。

他にも赤魔道士のティローザはとにかくオンナを馬鹿にしてる。「惚れさせたらコッチのもんだ」「使える道具(オンナ)は使い尽くす」など。よくこんなゲスいセリフをポンポン吐かせるなーと、悪い意味で感心する。

ゲスではないですが、アナゼルがイデアに何故か求婚して、見事にフラれる。その時に吐いたセリフが「くっそおーー!グァアアアア!!うああああ!!もうだっていい!!!」。女々しさを通り越した壊れっぷりに笑った。


エアリーことワカメちゃんが特にヒドい

ネタバレしちゃうと、ワカメちゃんのエアリーが黒幕。こいつが特にヒドい。

ブレイブリーデフォルトのストーリーの展開としては、クリスタルを何度も開放させるんですが、実はそれが引き金で世界が崩壊する。だからクリスタルを完全に開放させても、基本的に何も起きない。

そこで我慢できずに主人公のティズなどは不審がってエアリーに尋ねるんですが、「ごめんなさい エアリーにも分からないの」とすっとぼける。他にも手を合わせて必死にクリスタルの開放をお願いをする姿とか、リングアベルに問い詰められて言い訳する姿とか、痛々しくて見てられない。

8章ではもうすぐ世界が崩壊するというので、エアリーのワクテカ感が露骨に溢れだす。「あと3つね…うふふふふ…」といったセリフや、クリスタルの開放とは関係ない場所に寄り道すると「こんなところに用はないわ!」とめっちゃ不機嫌になる。

そして、真終章でエアリーは豹変。

「分かんねーのかよ!この愚図ども!」「ダメだこりゃ!」など、ワカメちゃん声で言われるので、正直なんとも言えない。どうりでエアリーは序盤からウザったいキャラクターのはず。途中から茶風林の波平を呼びつけたいぐらい。

何が悲しいって、6章以降では露骨にエアリーが黒幕っぽく描かれるので、ティズやエアリスなど主人公たちも薄々気付いてる。だからクリスタルを開放する度に「みんなで償おう」と悲しげな表情を浮かべるのが切なすぎ。


六章以降の展開が単調

前述の通り、六章以降からストーリーのオチやラスボスの正体も見えてくる。

ただ真のエンディングを見るためには、七章・八章・終章・真終章と常に同じ行動を取り続ける必要がある。これがさすがに単調すぎる。


ブレイブリーデフォルトのクリア時間・プレイ時間

イージーモードで第6章でクリアしたときの時間は30時間35分23秒。エンカウント率0%状態でほぼストーリー進行。たまにエンカウント率100%でレベル上げを繰り返す。

目安のクリアレベルは全員レベル66。ティズの職業は狩人マスター、アニエスは魔神マスター、リングアベルは魔幻導師レベル13、イデアは狩人マスター。レベルが60以上超えたら、基本的にイージーモードではどのボスも楽勝。

でもしつこいですが、これがブレイブリーデフォルトの真のエンディングではない。

イージーモードで真終章のウロボロスを倒した時間は、44時間01分11秒。ティズはレベル86、アニエスはレベル86、リングアベルはレベル90、イデアはレベル86。ティズの職業だけ忍者マスターに変更。

ただウロボロスはイージーモードでも強い。レベル80台後半でも苦労。ダメージ量9999を超える「ブレイブリーセカンド」を使う前提で強さ設定されてる印象。



ブレイブリーデフォルト 難易度と攻略のコツ

完全クリアした攻略レベルやプレイ時間を見てもらったら分かりますが、イージーモードで進行しても基本的に一筋縄ではいきません。単にレベルを上げるだけでは攻略するのは厳しい。

例えば武器類で言えば、サブイベントでエタルニア軍の敵キャラクターを倒すことで地味に強い武器などを落としてくれる。でも一番強い武器やアイテムは真終章でようやく解禁される。

具体的には、クストラ島にある封印の次元回廊。クリアする前に一度ダンジョンは訪れておきたい。ボスこそいないがモンスターが強くて、テレポ類が使えず一気に外へ脱出できない。

でもラストエリクサーや強力な武器が手に入る。基本的にアルティメットヒッツ版では、エンカウント率0に設定しておけば苦労も0。もしモンスターと戦いながらだったら、攻略は相当苦労するはず。

また主人公ティズの故郷「ノルエンデ村復興」というイベント。

ここで住民たちを使って、強力な必殺技パーツや強力な武器などが購入可能になります。最大で99時間必要ですが、すれちがい通信を行うことで住民を増やせるので、時間も短縮化可能。

今となっては難しいかも知れませんが、特に必殺技の類いは強化しておきたい。必殺技の効力や持続期間など付加価値を持たせられる。


ブレイブリーデフォルト完全版の総合評価・評判・口コミ

『ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル』の感想としては想像より面白かった。全体的な完成度の高さがそう思わせてるんだと思う。声優オタクの方は是非一度はプレイしてほしいほどの、声優陣の豪華さ。

またエンカウント率や難易度を調整できるので、初心者ゲーマーでも最後まで楽しめる。逆にエンカウント率などが設定できなかったら、余裕で行き詰まるレベル。
ただ強いて言うなら、「ここが良い!」と断言できる強力な魅力もないのも事実かも。

ブレイブリーデフォルトの続編にあたる『ブレイブリーセカンド』の攻略感想はレビュー済み。

◯ゲーム性…★4◯やりこみ度…★4
◯コスパ…★4◯初心者向け…★4.5
◯おすすめ度…85点!!!
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